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研究・実践ブログ

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更新日:3月23日




2月28日の18時から90分、BGMグループの研修で講演をさせていただきました。皆さん最後まで熱心にご参加いただき、とてもありがたく思いました。今回の講演では、今までの講演内容にMkral Injuryの慢性化の話やMoral Distressという類似概念との共通点と相違点を追加しました。また、文献研究と質的研究から導き出した結果についても具体的に紹介し、より、看護職者に起こりやすいMoral Injuryのイメージがつきやすいようにしました。

 研修後のアンケートでは、CCVID-19大規模災害下でMoral Injuryを感じたことがあるか?、それはどのような状況であったか?Moral Injuryの慢性化を防ぐためのピアサポートグループに関心があるかを問いました。Mkral Injuryを経験した方は全体の71%でした。またピアサポートグループへの関心は94%の人があると回答しました。尺度開発を経て、今後のサポートを考える時の参考になると思います。


 質的研究班が作成したMISS-HPの日本語訳に日本文化に特有のアイテムを追加した日本版MISS-HP(案)と質的研究から導き出したMIに関連する尺度(案)を量的研究班のメンバーも含めた全体ミーティングで検討しました。MISS-HPがMIの症状を測定する尺度であるため、MIに繋がる状況についての尺度が作成できたことは一定の意義があると考えています。ただ私たちが作成した独自の尺度を残せるかどうかはパイロットスタディの結果次第です。このミーティングではその他に主要尺度の併存妥当性を測定する尺度を何にするかについても再検討しました。計画当初の尺度をすべて使用すると100項目を超えてしまうことから、半分程度の項目で調査ができることが理想です。海外でのMISS-HPの翻訳版の作成では50項目前後の質問でした。翻訳版は現在のところ、中国語版、ドイツ語版、スペイン語版、ヒンディー語版、ペルシャ語版が開発されています。最もサンプル数が多い状況で開発されたのは中国語版でした。


 こんにちは。皆様お元気でしょうか?2月にBBGMグループの(株)Fusion セノーテ訪問看護師ステーション主催の研修があります。そこでの講演のテーマが決まりましたので、共有します。対象が精神科訪問看護ステーション、精神科病院、一般病院に所属する看護職者ということなので、「精神看護の日常臨床に潜むMoral Injury」というテーマにしました。精神看護に携わる看護職の皆様の心に届く内容になればと考えています。

 セノーテ訪問看護ステーションは全国に15か所、精神科特化型訪問看護ステーションとして精神医療のユーザーを対象に地域生活をより豊かにするために様々な活動を展開しています。興味がある方はホームページもありますので、訪れてみてください。https://www.bgmgroup.co.jp/

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